借金1000万円を作って後悔していること。失ったのはお金だけじゃなかった【実体験】

借金・失敗談

借金で失った一番大きなものは、お金じゃなかった

僕は2023年、1,000万円を超えていた借金のうち、約900万円を任意整理しました。

現在も毎月約16万4,000円を返済しています。

返済を始めて約3年。

完済までは、あと約2年の予定です。

借金をして一番後悔していることは何か。

もちろん、お金です。

これまで払ってきた利息を考えると、

「このお金があったら、子どもたちにもっと良いものを買ってあげられたのに」

と思います。

でも、約3年間返済生活を続けてきて思うのは、

借金で失ったのは、お金だけじゃなかった

ということです。

家族との時間。

自分の時間。

心の余裕。

そして、将来を楽しみにする気持ち。

今回は、借金1,000万円を作った僕が、お金以外に何を失ったと感じているのかを書いてみようと思います。


「この利息を子どもに使えていたら」と思う

借金を作った以上、返すのは当然です。

でも返済を続けていると、どうしても考えてしまいます。

「このお金、借金がなかったら何に使えただろう?」

僕には3人の子どもがいます。

毎月返済している金額は約16万4,000円。

もちろん、これがすべて利息という意味ではありません。

元々自分が使ったお金を返している部分もあります。

それでも、借金を重ねなければ必要なかった利息や負担があることを考えると、

「もっと子どもたちに使えたよな」

と思います。

良いものを買ってあげられたかもしれない。

家族で出かけられたかもしれない。

貯金して、子どもたちの将来のために残せたかもしれない。

過去に戻ることはできません。

だからこそ、余計に考えてしまいます。


土日祝休みだった僕が、月3回しか休まない生活になった

借金をする前、僕は会社員でした。

土日祝日は基本的に休み。

でも任意整理後、収入を増やすために宅配の仕事へ転職しました。

現在は、月に3回程度しか休めないこともあります。

収入は増えました。

手取り約21万円だった会社員時代から、現在は月約40万円まで増えています。

返済を続けるためには、この転職は僕にとって必要でした。

でも、その代わりに減ったものがあります。

家族との時間です。


子どもと公園に行けなくなった

以前なら休日に子どもと公園へ行くことができました。

でも今は、土日も仕事をしていることが多いです。

「今日、公園行こう」

と言える日が減りました。

子どもがミニバスをしているので、練習試合もあります。

本当なら全部観に行きたいです。

成長していく姿を近くで見たい。

でも仕事が入っていれば行けません。

返済するために働かなければならない。

でも、

働いている間にも、子どもはどんどん成長していく。

この葛藤はかなりあります。


子どもの時間は、お金で取り戻せない

借金なら、お金を払えば少しずつ減っていきます。

僕もあと約2年払えば、完済できる予定です。

でも、

子どもが小学生でいる時間は、あとから返してもらえません。

「あのとき仕事だったから、今度もう一回小学3年生に戻って」

なんてできません。

当たり前のことです。

でも借金を作る前の僕は、今ほど時間について考えていなかったと思います。

借金をして、お金を取り戻すために自分の時間を仕事に変えるようになって、

初めて時間の価値に気づきました。


「USJやディズニーランドに行きたい」と言われる

子どもから何度か言われたことがあります。

友達がUSJやディズニーランドに行った。

「自分も行きたい」

と。

妻からも、

「ディズニーランドに行きたい」

と言われることがあります。

でも、まだ連れて行けていません。

僕は、

「2年後くらいに行こう」

と言って先延ばしにしています。

なぜ2年後なのか。

僕の中では分かっています。

借金を完済する時期だからです。


家族で出かける回数は、借金前の5分の1くらいになった

借金を作る前と比べると、家族で遊びに行ったり外食したりする回数は、

感覚的には5分の1くらいまで減ったと思います。

もちろん、お金をかけなくても家族で楽しむ方法はあります。

でも旅行となれば交通費も宿泊費も必要です。

5人家族なら、それなりの金額になります。

今の僕には毎月16万4,000円の返済があります。

だから、

「今度行こう」

「返済が終わったら行こう」

と先延ばしになっています。


自分のためのお金は、ほとんど使わなくなった

借金前の僕は、ほぼ毎日のようにお酒を飲んでいました。

現在は、

半年に1回くらいの飲み会で飲む程度。

ほとんど飲まなくなりました。

それ以外についても、自分のものは基本的に買わなくなりました。

前の記事でも書きましたが、僕のお小遣いは基本0円です。

自分の欲しいものより、

返済。

生活費。

住宅ローン。

子どもに必要なもの。

そちらが先です。

自分で作った借金なので、自分が我慢することについては仕方ないと思っています。

ただ、

この生活をあと何年続けるんだろう

と思っていた時期はありました。


一番失ったのは「精神的な安心」かもしれない

お金や時間以上に大きいのが、

心の余裕です。

借金があることは、普段何もしていないときでも頭のどこかにあります。

以前の記事でも書きましたが、運転中に返済のことを考えていて、曲がる道を間違えることもあります。

なるべく考えないようにはしています。

それでも消えません。

そして周りの人を見ると、

「自分だけこんなに借金がある」

と、周りより自分が劣っているように感じてしまうことがあります。

普通に生活している人。

旅行に行く人。

新しい車を買う人。

貯金をしている人。

そういう人を見ると、

「自分は何をやっているんだろう」

と思うことがあります。


借金を作って、将来を想像できなくなった

昔なら、

「何年後はこうしたい」

「家族でここへ行きたい」

「これを買いたい」

と考えられました。

でも今は、あまり遠い将来を想像できません。

まず頭にあるのは、

あと約2年の返済です。

だから現在の僕が楽しみにしているのは、

子どもたちの成長。

昨日できなかったことができるようになる。

学校でこんなことがあった。

バスケが上手くなった。

そういう日々の成長を見ることが、今の僕にとって大きな楽しみです。


もし毎月16万円を貯金できていたら

考えても仕方ないことですが、たまに計算したくなります。

現在の返済額は月約16万4,000円。

これを3年間払えば、単純計算で、

16万4,000円 × 36か月 = 590万4,000円。

もちろん実際には返済額の変動もありますし、これをそのまま「借金がなければ590万円貯金できた」とは言えません。

生活していれば別のことにもお金を使ったはずです。

それでも、

500万円くらい残せていた可能性もあったのかな

と思うことはあります。

500万円あれば、いろいろなことができます。

家族旅行にも行けます。

子どものために貯金できます。

急な車の故障があっても慌てなくて済みます。

そう考えると、借金で失った金額の大きさを実感します。


でも借金をしてから、お金の見方は変わった

ここまで後悔ばかり書きました。

でも、借金を経験したことで変わったこともあります。

まず、

お金を大事にするようになりました。

少額の買い物でも、

「高いな」

「本当に必要かな」

と考えます。

以前なら何となく買っていたものでも、一度考えるようになりました。

これは完済したあとも忘れたくありません。


そして、お金以上に「時間」を大切にするようになった

もう一つ大きく変わったのが、時間に対する考え方です。

子どもはどんどん成長します。

自分も歳を取ります。

親も歳を取ります。

時間は本当にあっという間に過ぎます。

お金なら、また働けば稼げるかもしれません。

でも今日という日は戻ってきません。

借金を返すために仕事を増やして、家族との時間が減ったからこそ、それを強く感じるようになりました。


借金1000万円で失ったものを一つ挙げるなら「将来」

もし、借金を作る前の自分が目の前にいたら。

こう言いたいです。

「借金1000万円で失うのは、お金だけじゃないぞ」

じゃあ何を失うのか。

僕なら、

「将来」

と答えます。

正確には、将来そのものがなくなるわけではありません。

でも、

未来の自分が自由に使えるはずだったお金と時間を、先に使ってしまう。

僕にとって借金は、そういうものでした。

今の僕は、過去の自分が使ったお金を返すために働いています。

だから、将来のことを自由に考える余裕がなくなりました。


完済した月も、すぐに16万4,000円は使わない

あと約2年。

返済が終わったらどうするか。

これは何度も想像しています。

毎月16万4,000円の支払いがなくなる。

考えるだけで、

夢みたいです。

でも、完済した次の月に16万4,000円全部を使うつもりはありません。

まずは3か月くらい貯めたいです。

今まで返済していた16万円前後を残していけば、3か月で50万円近くになります。

まず、

50万円くらいの余力を作る。

何かあっても、すぐ借りなくて済む状態にする。

それが最初です。


50万円貯めたら、家族で旅行に行きたい

そして50万円くらいの余力ができたら。

そのときは、

家族で旅行に行きたいです。

子どもたちから何度も言われているUSJ。

妻や子どもから言われているディズニーランド。

そういうところにも連れて行きたい。

「2年後ね」

と先延ばししている約束を、ちゃんと叶えたいです。

借金を返し終わったから高いものを買いたい、という気持ちより、

借金のせいで減ってしまった家族との時間を取り戻したい。

今はその気持ちの方が強いです。


借金だけを消せるなら消したい。でも、この5年間まで消したくはない

もし、

「借金をする前に戻れるなら戻りたい?」

と聞かれたら、答えは少し複雑です。

借金だけをなかったことにできるなら、もちろんそうしたいです。

1,000万円なんて借りたくありませんでした。

でも、

「借金をしてから経験したことも全部なかったことにしたいか」

と聞かれたら、

それは違います。

家族との時間がどれだけ大切なのか知りました。

家族への愛情についても、以前より考えるようになりました。

転職しました。

個人事業主になりました。

仕事についてたくさん勉強しました。

やりたいことも増えました。

そして、借金をしてから知り合った人たちもいます。

その人たちとの関わりも、今の僕にとって大切なものです。


借金は後悔している。でも、その後の経験は僕の財産になった

借金を美化するつもりはありません。

1,000万円の借金なんて、作らない方が絶対によかった。

これは今でも思います。

でも、その失敗をしたあとの約5年間まで、

「全部無駄だった」

とは思いたくありません。

むしろ、

借金をしたあとに得た経験は、僕にとってかけがえのない財産になっています。

だから僕が取り戻したいのは、お金だけではありません。

家族との時間。

心の余裕。

そして、

将来を楽しみにできる生活。

あと約2年。

今はまだ、その途中です。


「ゼロからじゃない。マイナスから。」

このブログを、

「ゼロからじゃない。マイナスから。」

という名前にしたのも、今の僕がまだ途中だからです。

成功者でもありません。

借金を完済した人でもありません。

今も毎月16万4,000円を払っています。

でも3年間返してきました。

あと約2年です。

まず借金をゼロにする。

少し貯金する。

家族で旅行する。

そして、今度は過去のためではなく、

家族と自分たちの将来のためにお金を使う。

そこまで行けたとき、

ようやく僕の本当の再スタートになるんだと思います。


この記事について

この記事は、借金1,000万円超と任意整理を経験し、現在も返済中の僕自身が感じていることを書いた体験談です。

借金や任意整理によって生活に与える影響は、収入、家族構成、借入状況などによって異なります。

この記事は借金や債務整理を勧めたり否定したりするものではなく、一人の返済中の人間の記録として書いています。

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