任意整理して一番変わったのは「クレジットカードのない生活」
僕は2023年、1,000万円を超えていた借金のうち、約900万円を任意整理しました。
それから約3年。
現在も毎月約16万4,000円の返済を続けています。
任意整理をする前の僕は、複数のクレジットカードやカードローンを利用していました。
しかし任意整理をしてからは、それまで持っていたクレジットカードはすべて使っていません。
相談した際にも「もうカードは使わないように」と念を押されていたので、
「このカードはまだ使えるかな?」
と確認することすらしませんでした。
そこから僕のクレジットカードなしの生活が始まりました。
今回は、約3年間クレジットカードなしで生活してみて、本当に困ったこと、意外となんとかなったことを書いてみます。
一番不便なのはETC
個人的に一番不便だと感じているのがETCです。
任意整理前は、クレジットカードに付帯しているETCカードを使っていました。
ただ、僕の場合は少し変わった偶然がありました。
任意整理をする少し前から、僕がよく利用する高速道路の入口でETCがうまく作動しなくなっていたんです。
なぜか他の場所では使えるのですが、その入口ではうまく反応しない。
そのため、任意整理をする前から現金で高速料金を支払うことが増えていました。
結果的に、
「ETCの機械の調子が悪いから現金で払っている」
という状態がすでにできていました。
任意整理後もそのまま現金払いを続けたので、家族から見ても特に不自然ではありませんでした。
これは完全に僕個人の事情ですが、結果的には助かりました。
とはいえ、仕事でも車をよく使う僕にとって、ETCカードが自由に使えないのは今でもかなり不便です。
2年間、画面が壊れたスマホを使い続けた
クレジットカード以上に僕が心配していたのが、スマートフォンの分割購入でした。
任意整理をしている間は、
「どうせスマホの分割審査なんて通らないだろう」
と最初から思い込んでいました。
そのため、申し込みに行くことすらしませんでした。
問題は、その間に使っていたスマホです。
画面が割れてしまい、最終的には画面の3分の1くらいがまともに見えない状態になっていました。
それでも、
「新しいスマホは分割で買えないだろう」
と思っていたので、そのスマホを約2年間使い続けました。
今考えるとなかなか無茶をしていたと思います。
3年目、ダメ元でワイモバイルに申し込んでみた
さすがにスマホが限界になりました。
そこで任意整理から3年目、ダメ元でワイモバイルのオンラインストアから申し込んでみました。
すると……
分割購入の申し込みが通りました。
これは本当に嬉しかったです。
「スマホを買い替えられる!」
それだけなのですが、2年間壊れたスマホを使い続けていた僕にとってはかなり大きな出来事でした。
嬉しすぎて、
「ワイモバイルさん、一生使おうかな」
と思ったくらいです(笑)。
ちなみに、その後UQモバイルでも端末の分割を申し込みましたが、僕の場合はこちらは通りませんでした。
この経験から分かったのは、僕自身の一度の審査結果だけで「任意整理中はスマホ分割ができる・できない」と判断してはいけないということです。
信用情報機関のCICも、実際の審査は各社がそれぞれの審査基準によって総合的に判断すると説明しています。CIC
ですから、
「任意整理中でもワイモバイルなら必ず通る」
という意味ではありません。
あくまで僕の場合は、ワイモバイルで申し込んだときに契約できたという実体験です。
なお、ワイモバイルでは月々の通信料金や機種代金の分割支払金について、クレジットカードだけでなく口座振替にも対応しています。僕もクレジットカードがないため口座振替を利用しています。Ymobile
Amazonなどのネット通販はデビットカードでなんとかなった
任意整理前は、ネットショッピングでもクレジットカードを普通に使っていました。
カードがなくなって、
「ネット通販もかなり不便になるのかな?」
と思いました。
でも僕の場合は、デビットカードでかなり対応できています。
Amazonなどで買い物をするときも、基本的にはデビットカードを使っています。
デビットカードは、使った金額が基本的に銀行口座から引き落とされるので、僕にとってはクレジットカードよりお金の動きを把握しやすくなりました。
PayPayへのチャージは少し面倒になった
キャッシュレス決済もまったく使えないわけではありません。
僕もPayPayなどは使います。
ただ、クレジットカードがないことでチャージの方法が限られる場面があり、僕は必要に応じてコンビニなどでチャージしています。
これは正直、
「ちょっと面倒だな」
と思います。
以前ならカードで済ませていたことに、一手間かかるようになりました。
ただ、こうした一手間があることで、以前のように何も考えずお金を使うことは減ったと思います。
個人事業主なのでガソリン代の管理が面倒
これは宅配の仕事をしている僕にとって、かなり困るところです。
僕は現在、個人事業主として宅配の仕事をしています。
当然、仕事でガソリンを使います。
本当なら、
「このガソリンスタンド専用のクレジットカードを1枚作って、仕事のガソリン代は全部そこから払う」
という形にできれば、経費の管理もしやすいと思います。
しかし僕はクレジットカードを作っていません。
そのため、ガソリン代も基本的には現金です。
仕事で頻繁に使うものだからこそ、これは結構不便です。
車の修理など高額な支払いも基本は現金
宅配業では車が必要です。
そして車は、突然お金がかかります。
修理。
消耗品。
部品交換。
こうした高額な支払いが発生した場合、デビットカードが使えるところならデビットカードを使います。
使えなければ、基本的には現金です。
クレジットカードがあれば、
「今月はカードで払って来月の引き落としまでに準備しよう」
ということもできます。
今の僕にはそれがありません。
口座や手元にお金がなければ払えない。
当たり前のことなのですが、借金をする前の僕は、この当たり前ができていなかったんだと思います。
ホテルなども「まずデビット、ダメなら現金」
ホテルなどを利用するときも同じです。
まずデビットカードが使えるか確認する。
使えなければ現地で現金払いできるところを選ぶ。
基本的にはこの考え方です。
とはいえ……
今は借金を返済している途中なので、そもそも旅行に使える余裕がほとんどありません。
旅行に行けないことの方が悲しいです(笑)。
いつか借金を完済したら、家族で旅行に行けるくらいの余裕を作ることも一つの目標です。
クレジットカードがなくなって良かったこともある
ここまで不便なことを書いてきました。
でも実は、クレジットカードが使えなくなって良かったと思うこともあります。
それは、
お金の動きが分かりやすくなったこと。
以前はカードを使って、
翌月になって請求予定額を確認して、
「えっ、こんなに使ったの?」
となることがありました。
今は基本的に現金かデビットカードです。
持っているお金、銀行口座にあるお金の範囲で支払う。
とてもシンプルになりました。
僕の場合、これはかなり大きな変化でした。
過去の自分に「そこまで心配しなくても大丈夫」と言いたい
任意整理をする前は、
「クレジットカードが使えなくなったら生活できないんじゃないか」
という不安もありました。
実際に約3年間生活してみると、不便なことはあります。
ETCは不便。
ガソリン代の管理も面倒。
PayPayへのチャージも一手間かかる。
高額な買い物も大変です。
それでも、今の僕が当時の自分に言うなら、
「大体のことは現金やデビットカードでなんとかなるから、そこまで心配しなくていいよ」
と言います。
そして、もう一つ。
「スマホも申し込んでみないと分からないぞ」
と教えたいです。
「どうせ審査に通らない」と勝手に決めつけて、画面の3分の1が見えないスマホを2年間も使い続ける必要はなかったかもしれません。
もちろん、申し込めば必ず審査に通るわけではありません。
でも、僕の場合は「どうせ無理」と思い込んでいたことの中にも、実際にやってみたらできたことがありました。
カードがない生活は不便。でも以前には戻りたくない
クレジットカードがあった方が便利なのは間違いありません。
今でも、
「カードがあれば楽なのにな」
と思う場面はあります。
それでも、以前のように支払いを先送りして、
「来月なんとかすればいい」
と使い続ける生活には戻りたくありません。
今は現金やデビットカードを中心に、
今あるお金の中で生活する。
まだ完璧にはできていません。
返済もあと約2年残っています。
それでも、以前よりお金の動きはずっと見えるようになりました。
借金を完済したあとも、この感覚だけは忘れないようにしたいと思っています。
この記事について
この記事は、僕自身が任意整理後にクレジットカードを使わず生活してきた体験をまとめたものです。
任意整理後のクレジットカード・携帯電話端末の分割購入などの可否は、個人の信用情報や各社の審査などによって異なります。
僕と同じ結果になることを保証するものではありません。


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