借金1000万円超で初めて任意整理を相談した日。電話で聞かれたことと僕が準備したもの【実体験】

任意整理

電話一本かけるまで、半年くらい悩んだ

僕は2023年、1,000万円を超えていた借金のうち、約900万円を任意整理しました。

現在も毎月約16万4,000円を返済しています。

今でこそ、

「もっと早く相談すればよかった」

と思っています。

でも、実際に相談するまでには半年くらい悩みました。

借金が増えている。

毎月の支払いも苦しい。

このままではまずい。

それは自分でも分かっていました。

LINEなどを見ていると借金や債務整理に関する広告が出てくることもあり、「任意整理」という言葉自体はなんとなく知っていました。

それでも電話できませんでした。

怖かったからです。


「なんでこんなになるまで放っておいたの?」と怒られると思っていた

今思うと不思議ですが、相談すること自体が怖かったです。

借金はすでにかなりの金額になっています。

僕が考えていたのは、

「なんでこんなになるまで放っておいたんですか?」

と怒られるんじゃないかということ。

そして、もう一つ怖かったのが、

「この金額じゃ任意整理なんて無理です。自己破産してください」

と言われることでした。

自分で建てた家もあります。

妻と子どもたちもいます。

自己破産になったらどうなるんだろう。

家は?

家族は?

そんなことばかり考えていました。

今思えば、専門家に聞かなければ分からないことを、一人で想像して怖くなっていたんだと思います。


それでも、いよいよ払えなくなった

そんな状態で半年ほど悩みました。

そして、ついにその日が来ました。

支払い関係の郵便物を確認して、

「もう無理だ」

と思いました。

給料だけでは到底足りない。

それまではカードローンやキャッシング、分割、リボなどを使ってなんとか支払いを続けていました。

でも、もう自分だけではどうにもならない。

そこで初めて、本気で相談先を探しました。


「債務整理 おすすめ 事務所」などで何度も検索した

僕はネットで、

「債務整理 おすすめ 事務所」

などと検索しました。

いろいろなサイトを見ました。

口コミや評価などもかなり調べたと思います。

その中で、当時僕がネット上の情報を比較して「評価が高そうだ」と感じたのが、はたの法務事務所でした。

そして、

ここに電話してみよう。

と決めました。

※ここはあくまで、2023年当時に僕自身がインターネットで調べて相談先を決めた経緯です。特定の事務所が他より優れていると評価・推奨する意図ではありません。


電話したのは、自宅前に停めた車の中

電話した場所は今でも覚えています。

自宅の前に停めた車の中です。

家の中ではありません。

家族に聞かれたくなかったからです。

支払い関係の郵便物を確認して、

「これはもう無理だ」

と思って、そのまま車の中から電話しました。

かなり緊張していたと思います。


借入先一覧すら作っていなかった

「債務整理の相談をするなら、借入先や残高を全部まとめてからじゃないとダメなのかな?」

と思う人もいるかもしれません。

少なくとも僕は、

何も準備していませんでした。

もう、

「どうしよう」

「払えない」

という絶望した状態で電話したので、きれいに借金を整理している余裕なんてありませんでした。

借入先一覧も作っていません。

正確な残高をまとめた資料もありません。


「準備してなくても大丈夫ですよ」と言われた

電話に出てくれたのは女性の方でした。

僕が準備できていないことを伝えると、僕の記憶では、

「準備してなくても大丈夫ですよ」

というように優しく対応してもらいました。

さらに、

「記入する紙を後日発送するので、それに記入してもらえれば大丈夫です」

という説明を受けました。

このとき、ものすごく安心したのを覚えています。

電話する前の僕は、

「借入先と金額を全部言えなかったら怒られるんじゃないか」

くらいに考えていました。

でも実際には、分かる範囲から話を聞いてもらえました。


最初の電話で聞かれたこと

細かい順番までは覚えていません。

ただ、僕が覚えている範囲では、

  • 借入先の名前と、おおよその金額
  • 収入
  • 家族構成
  • 住宅ローンの状況

などを聞かれました。

僕は分かる範囲で答えていきました。

借金は1,000万円を超えています。

「さすがに多すぎると言われるんじゃないか」

とも思っていました。

でも僕の記憶では、

借金額について驚かれたり、責められたりしたことはありませんでした。


借金1000万円超でも、淡々と今後の話をしてくれた

これも印象に残っています。

「こんな金額どうするんですか」

というような反応ではありませんでした。

むしろ、

「この会社との示談交渉には少し時間がかかる可能性があるから、その間にお金を準備しておきましょう」

というように、

これからどうすればいいのか

を具体的に説明してもらった記憶があります。

それまでの僕はずっと、

「払えない」

「どうしよう」

「また借りるしかない」

ということしか考えられませんでした。

でも電話をしたことで初めて、

「じゃあ、これからどうする?」

という話に変わった気がしました。


すべての借金を任意整理したわけではなかった

最終的に僕は、約900万円、7社程度を任意整理しました。

ただし、すべての借入を対象にしたわけではありません。

例えば楽天関係の借入については、僕の場合、任意整理をすると返済期間などの条件によって現在より月々の支払額が高くなる可能性があるという説明を受けました。

そこで相談した結果、その借入については任意整理の対象から外しました。

この経験からも、

「借金がある会社を全部任意整理すればいい」

という単純な話ではないんだと感じました。

自分の収入、借入先、残高、返済条件などを見ながら考えていく必要があるのだと思います。


費用を聞いて「本当に払えるかな」とは思った

もちろん費用の説明を聞いたとき、

「高いな……」

とは思いました。

毎月の返済もあります。

家族との生活費もあります。

本当に払っていけるのか。

不安はありました。

でも、そのときの僕はもう、

藁にもすがるような気持ち

でした。

自分で借金を回し続ける生活には限界が来ていました。

だから、

「お願いします」

と決めました。


電話前の怖さ100が、電話後には20くらいになった

これは今でもかなり覚えています。

電話する前の怖さを100とするなら、

電話を切ったあとは20くらい。

もちろん、不安が全部なくなったわけではありません。

本当に完済できるのか。

毎月払っていけるのか。

家族に知られないか。

不安は残っていました。

それでも電話する前とは、まったく違いました。


初めて他人に借金のことを話せた

僕にとって大きかったのは、

初めて他人に借金のことを話せたこと

だったと思います。

それまでは一人で抱えていました。

借金が増えていることも。

1,000万円を超えていることも。

毎月支払いに追われていることも。

誰にも言えませんでした。

それを初めて人に話しました。

しかも、責められませんでした。

僕の場合、それだけでもかなり気持ちが楽になりました。

そして、

「もしかしたら完済できるかもしれない」

と初めて思えました。

電話を切ったときは、不安よりも解放感と希望の方が大きかったのを覚えています。


相談前に準備しておいた方がいいと思ったもの

僕の場合は、本当にほとんど何も準備せず電話しました。

それでも相談することはできました。

だから、

「全部調べてからじゃないと相談できない」

と思って、相談を先延ばしにする必要はないと思います。

ただ、実際に経験してみて、

保証会社がどこなのか

なども分かっていると、話が早い場面はあるかもしれないと感じました。

もちろん、相談先によって必要になる情報や書類は違うと思います。

分からないものがあれば、まず「何を準備すればいいですか?」と聞けばいいと思います。


半年間悩んだけど、一番つらかったのは電話する前だった

僕は相談するまで半年くらい悩みました。

その間にも借金は増えました。

返済のために借金をする状態も続きました。

今振り返ると、

あの半年間は本当にもったいなかった

と思います。

もっと早く相談していれば、借金がここまで増える前に違う選択ができたかもしれません。

もちろん、任意整理がすべての人に適しているわけではありません。

債務整理には任意整理以外にも、自己破産、個人再生、特定調停などの方法があります。法テラスも、それぞれに特徴があり、専門家と相談しながら検討するよう案内しています。法テラス


「任意整理してください」ではなく、「まず相談してみて」と言いたい

当時の僕と同じように、

「借金が多すぎて怒られそう」

「自己破産しかないと言われそう」

「こんな状態になるまで放っておいた自分が恥ずかしい」

と思っている人がいるかもしれません。

僕自身が経験したからこそ言えるのは、

一人で結論を出す前に、まず相談してみてほしい

ということです。

僕は任意整理を選びました。

でも、別の人に任意整理が適しているとは限りません。

借金の金額や収入、財産、家族、住宅などによって状況は違います。

実際、法テラスも返済が難しい場合には早めの債務整理を案内しており、任意整理・破産・個人再生・特定調停などの方法があると説明しています。法テラス

大事なのは、

自分だけで「もう終わりだ」と決めないこと。

少なくとも僕の場合、半年間一人で悩んでいた時間より、一本の電話をしたことで初めて前に進めました。


あの車の中から約3年。今も返済を続けている

あの日、自宅前の車の中で電話をした僕は、

「本当に返せるのかな」

と思っていました。

それから約3年。

まだ完済はしていません。

毎月約16万4,000円の返済は正直きついです。

それでも、現在の予定では完済まであと約2年。

あのとき電話しなかったらどうなっていたんだろう。

それを考えることがあります。

僕はまだ「借金を完済した人」ではありません。

だからこのブログでは、

任意整理して人生大逆転!

みたいな話を書くつもりはありません。

今も返済中です。

生活が苦しい月もあります。

それでも、

借金を返すために新しい借金をする生活から、ゴールに向かって返済する生活には変わりました。

いつか、

「完済しました」

とこのブログに書けるところまで、記録を残していこうと思います。


この記事について

この記事は、僕が2023年に債務整理について相談した際の記憶をもとにした個人的な体験談です。

相談時の対応、必要書類、交渉内容、費用、任意整理できる債務などは、相談先や個人の状況によって異なります。

また、債務整理事件を扱う司法書士については、日本司法書士会連合会が2025年に直接面談、不適切な事件処理の禁止、報酬、広告などに関する新たな指針を制定しています。相談先を選ぶ際は、広告や口コミだけで決めず、説明内容や費用などを確認することも大切です。日本司法書士会連合会

相談先が分からない場合は、国が設立した法的トラブルの総合案内所である法テラスや、全国の司法書士総合相談センターなどの公的な窓口から探す方法もあります。法テラス

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